学童開設の動機

 ある年の12月の夕暮れ時、私は黄色いランドセルカバーに黄色い帽子を被った小学一年生の男の子が薄暗い路地を一人で不安そうに歩く姿を見かけました。恐らく17時までは公共の学童で過ごして帰宅する所なのだろうと想像し、彼の背中を見送りました。また彼が帰宅する自宅にはまだ誰もおらず、親御様が仕事を終えて帰るまでの数時間は一人で過ごすことになるのではないかと心配になりました。親御様も幼いお子さんを一人で帰宅させて留守番させたい訳ではないでしょう。可能であれば仕事を終えてお迎えに行けるまでは、安全な学童で過ごすことを希望されているだろうと思います。また子供にとって放課後時間の過ごし方が重要であることも自身の経験から実感していました。学童に通い始めるお子さんの年齢では子供の出す様々なサインから発達の課題が目に見える形で現れてくる時期でもあり、大人がサインを見逃すことなく対応することで学習面の遅れを防ぐことが可能です。意外と長い放課後時間を適切な環境で過ごして学習支援の不足を生じさせないことは子供の将来にとって重要であるといえます。しかしそうしたサービスを提供している民間学童はどこも利用料が高額で希望者全員がサービスを受けられる状況にはありません。一方で子供を想う気持ちは親であれば誰しも同じです。こうした課題に少しでも貢献できるサービスを提供したいという想いからソダテラスの学童事業はスタートしたのです。

させないことは子供の将来にとって重要であるといえます。しかしそうしたサービスを提供している民間学童はどこも利用料が高額で希望者全員がサービスを受けられる状況にはありません。一方で子供を想う気持ちは親であれば誰しも同じです。こうした課題に少しでも貢献できるサービスを提供したいという想いからソダテラスの学童事業はスタートしたのです。

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学童事業のミッション

 我々のミッションは、子供たちが安全安心で安らぎを得られる環境を提供することです。世間の期待値として子供たちの知識向上といった学習プログラムが注目されることは理解していますし、子供たちにとっても重要であると認識しています。しかし子供たちにとって最も重要なことは皆から愛されていることを感じ安らかに毎日を過ごすことです。そもそも子供たちは学習意欲の塊ですから、穏やかな環境と「やりたい!楽しい!」を与えれば自由に自然と成長していくものと信じています。

沿革

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企業理念

 弊社の企業理念は、「いつでも正直に世間と向き合える企業であること」です。この内容は創業者である私が過去に経営幹部として勤務していた企業での苦い経験が影響しています。その企業では長年に亘って世間のルールを無視した行為が行われていました。そうした事実に気付いた私と他の従業員は社長に対して問題点を是正するよう繰り返し求めました。しかし受け入れられる事はなく、結果として多くの従業員が心を痛め会社を去る決断をしたのです。現在この会社は存在していません。私がこの時の経験を一生忘れることはないでしょう。本当に苦しい闘いでした。世間のルールを無視して存続している企業の従業員は常に世間に後ろめたさを抱えて過ごさなければならないのです。決して幸せになることができない。身をもって感じました。
こうした経験から当社は “正直に世間と向き合えているか” を経営の大切な判断基準とし、従業員一人一人が誇りをもって仕事に取り組める企業であることを誓い企業理念を決定いたしました。